海外旅行は楽しいものですが、現地でスマホを快適に使うためには、事前準備が重要です。
特に、通信状況や料金プランを把握することで、余計なストレスや費用を抑えることができます。
この記事では、SIMロック解除の手続き方法や海外での通信速度・料金に関する情報、さらには現地でのWi-Fiスポットの探し方やオフラインでも役立つアプリを紹介します。
これらの情報を活用し、海外旅行をより充実したものにしましょう。
SIMロック解除の手続き方法や注意点
SIMロック解除を行うことで、海外旅行中に現地の通信事業者のプリペイドSIMカードを利用できるようになり、通信費用の節約や利便性の向上が期待できます。
海外での通信費用は、国内で利用しているキャリアのプランよりも高額になることが一般的です。SIMロック解除を行い、現地のプリペイドSIMカードを利用することで、通信費用を抑えることができます。また、現地の通信事業者を利用することで、通信状況が改善されることもあります。
一般的に手続き方法
SIMロック解除は、各キャリアの店舗やオンラインで申請が可能です。店舗であれば、スタッフに相談しながら手続きができますが、オンラインであれば自宅や職場で手続きが可能です。どちらの方法でも、端末の購入から一定期間(通常100日以上)が経過していることや、利用料金の未払いがないことが条件となります。
注意点
- SIMロック解除には、一部のキャリアでは手数料が発生する場合があります。事前に確認しておきましょう。
- SIMロック解除後、端末の設定変更が必要な場合があります。解除手続きを行った際に、必要な設定方法を確認しておくことが重要です。
- SIMロック解除は端末によってはできない場合もあります。事前に自分の端末が対象かどうかを確認しておきましょう。
以上の手続き方法と注意点を把握しておくことで、海外旅行前にスムーズにSIMロック解除を行い、快適な通信環境を整えることができます。
各キャリアによるSIMロック解除の手続きの違い
海外旅行前にスマホのSIMロック解除を行う際、各キャリアによって手続き方法や条件が異なります。このパラグラフでは、NTTドコモ、au(KDDI)、およびソフトバンクにおけるSIMロック解除の手続きの違いについて説明します。
NTTドコモ
docomoのスマホや携帯電話のSIMロック解除方法は、端末の発売時期により異なります。
2011年4月以前に発売された機種は解除対象外で、2011年4月〜2015年4月の機種はドコモショップにて解除可能です。2015年5月以降の機種については、ネットワーク利用制限やおまかせロックなどがかかっていないことと、購入から100日経過していることが条件となります。
ただし、すでに2台以上のdocomo端末でSIMロック解除の経験がある場合や、docomoの回線を解約済みの場合は100日の制限はありません。
また、SIMロック解除の申請方法は、インターネット上の「My docomo」、電話、ドコモショップの3つがありますが、対応可否や手数料は端末の種類によります。
2015年5月以降に発売された契約中の端末や中古の端末の解除申請は、「My docomo」なら無料で可能で、ドコモショップでは3,000円の手数料が発生します。
一方、2011年4月〜2015年4月に発売された契約中の端末や中古の端末は「My docomo」や電話での申請は不可で、ドコモショップでのみ3,000円の手数料で解除が可能です。
さらに、中古端末や友人から譲り受けた端末でもSIMロックの解除が可能となっています。
解除可能な機種はdocomoの公式サイトで確認できます。ただし、端末を一括払いで購入した場合や、分割払いの残額を全額精算した場合、過去に同じ回線でSIMロック解除を行いその受付から100日以上経過している場合は、100日を待たずに解除が可能です。
このようにdocomoでは、端末の発売時期や契約状況によりSIMロック解除の方法や手数料が異なるため、詳細は公式サイトをご覧ください。
>>ドコモ公式
au (KDDI)
auは2019年9月1日より、SIMロック解除の条件を大幅に緩和しました。
この変更により、これまでは対象外だった中古端末のSIMロック解除が可能になりました。
主な申請受付条件としては、2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種、購入日から101日目以降、ネットワーク利用制限なし、故障していないことなどがあります。
なお、101日目を待たなくてもSIMロック解除が可能な条件もあり、それらは端末を一括払いで購入した場合や過去に同回線でSIMロック解除を行ったことがあり、その受付日から101日目以降の場合などです。
手続きはインターネット(My au)とauショップの2つの方法があります。
My auからの手続きは無料で、auショップでの手続きは3,000円の手数料がかかります。
ただし、解約後の端末や中古の端末のSIMロック解除はMy auでは受け付けておらず、auショップでのみ受け付けています。
My auでの手続きは、まずログインしてから「契約内容手続き」を選び、「SIMロック解除のお手続き」をクリックします。
その後、指示に従ってIMEI番号を入力し、判定結果を確認します。判定結果が可の場合、手続きを進め、暗証番号を入力し、注意事項を確認してチェックボックスにチェックを入れ、解除理由を選択します。
最後に「この内容で申し込む」をクリックすれば手続きは完了します。この手続きは9:00から21:30までの間に行うことができます。
なお、すでに解約している場合や名義変更している場合は、auショップでなければSIMロック解除ができません。
ソフトバンク
SoftBankのスマートフォンや携帯電話のSIMロックを解除するには、「My SoftBank」サイト、法人コンシェルサイト、あるいは直接ソフトバンクショップにて手続きを行うことができます。
その際、以下の条件を満たしている必要があります。
- 2015年5月以降に発売された機種であること
- 端末を一括払いで購入した場合、支払いが確認できたとき以降、もしくは分割払いで購入した場合は購入日から101日目以降
- 解約や機種変更した端末の場合、その日から90日以内であること
受付時間は「My SoftBank」では9:00〜21:00までとなっています。
また、旅行などで急ぎSIMロック解除を行いたい場合でも、購入から100日以内であれば、以下の条件のいずれかを満たせば解除が可能です。
- 端末の代金を一括で精算した場合(ただし、一括購入割引などの割引サービスを利用した場合は除く)
- 分割払いの残りをすべて精算した場合(ただし、支払い確認が取れるまで手続きは不可)
- 過去に同じ回線でSIMロック解除を行ったことがあり、その前回の受付日から101日目以降である場合(但し、前回のSIMロック解除は2017年12月1日以降で、2015年5月以降に発売された機種の場合のみカウントされます)
また、SIMロック解除の申請方法には、インターネットと店頭の2種類があり、店頭での申請は手数料が3,000円、インターネットからの申請は無料となっています。
ただし、解約後の端末や中古の端末は、店頭でしか受け付けておらず、その場合は手数料が3,000円かかります(1日に解除可能な端末は2台まで)。
各キャリアのSIMロック解除の手続き方法や条件が異なるため、自分が利用しているキャリアの手続きを理解し、適切な方法でSIMロック解除を行うことが重要です。事前に手続き方法や条件を確認し、スムーズに手続きを進めましょう。
まとめ
本記事では、海外旅行前にスマホのSIMロック解除を行う方法や注意点について説明しました。
各キャリアにおける手続き方法や条件の違いを理解し、適切な手続きを行うことが重要です。
SIMロック解除を行うことで、海外で現地の通信事業者のプリペイドSIMカードを利用できるようになり、通信費用の節約や利便性が向上します。
また、通信速度や料金プランの比較や現地でのWi-Fiスポットの探し方などにも注意を払い、快適な通信環境を整えましょう。
海外旅行をより楽しく充実したものにするために、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
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